「縁結び」で名高い出雲大社は、観光地としてもパワースポットとしても人気です。婚活中の男女だけでなく、運気アップ、開運を願って参拝する方は絶えません。

そもそもなぜ出雲大社は「縁結び」の神社なのでしょうか?

また、島根県まではなかなか行けない、という方はどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、婚活中の方が神社でお願いするコツなども含めてご紹介したいと思います。

正式名称は「いづもおおやしろ」と言い、神社建築としては日本最大級です。巨大な本殿やしめ縄をテレビなどでご覧になったことがある方も多いと思います。

出雲大社の神様は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。大国主大神は農業、医療、商業、建築などにより国を造った神様です。

また、「因幡の白兎」という神話でも有名ですね。白ウサギがサメを騙したばかりに、皮を剥がされたあげくに大国主大神の兄たちにさらに酷い目に遭わされたます。そんな白ウサギを大国主大神が助けてやる話しです。

多くの苦難を乗り越え国を造った実行力と強靭な精神、さらには優しさをも兼ね備えた大国主大神。多くの女神と子どもに恵まれます。

また、出雲大社と言えば、神在月(旧暦の10月)に八百万の神々が集まって会議を開くことも有名ですね。

誰と誰を夫婦にするか話し合って決める会議だといいます。

こういったことから、縁結び・夫婦和合・子授けのご神徳があるとされているのです。

しかしながら、出雲大社の神様が結んでくれるのは男女の縁、すなわち恋愛だけの縁ではありません。

友人、仕事、職場、スキルアップのための場、趣味の仲間、マンションの隣人など、すべてが「縁」です。

これらすべての縁を結び、広げてくれるわけですから、日々を誠実に過ごすことがとても大切になります。

例えば、結婚相談所は相手の男性にも結婚の意志があるので、より実際的な出会いになります。しかし、スピリチュアルの観点では「結婚相手と出会う」と焦点を絞った活動だけでなく、全ての縁を大切にしようとする姿勢が良縁を引き寄せます。

結婚相談所だけでなく、会社や取引先の人間関係、資格取得のスクール、友人の紹介など、出会いの縁はどこからやってくるかわかりません。自分でそれらの可能性を狭めてしまうのはもったいないことです。

大国主大神の国造りの話しを思い出してください。国造りは仕事と同じで、協力者もいれば、立ちはだかる反対者もいたでしょう。マネジメントや交渉力が必要ですし、忍耐力、技術向上、新しい知識の吸収など、現代人と同じ努力を神様もしてきたのです。

「嫌だなぁ、できれば避けて通りたいなぁ」と思うことでも後から見ると「あのことがあったおかげ」ということは多いものです。自分にとって都合の良いことばかりが良縁ではありません。

ひとつの縁がまた縁を呼び、その縁が広がります。「自分磨き」とは、様々な人との出会いのなかで生まれる葛藤や悩みによって磨かれる人格のことです。

出雲大社には機会を作ってぜひ一度訪れていただきたいのですが、なかなか行けないという方もいると思います。

日本の神社の仕組みは、「根源の神社から神様に来てもらう」という、いわば本社と支社のような関係が見られます。

大国主大神を祀る神社は多く、日本各地にあります。

東京でしたら、芸能人が結婚式を挙げることでも有名な神田明神がおすすめです。

ほかにも、奈良県の大神(おおみわ)神社、石川県の気多大社、京都府の出雲大神宮、静岡県の來宮神社などがあります。大国主大神、あるいは別名の大巳貴命(おおなむちのみこと)がお祀りされている神社に参拝することで、出雲大社に参拝できずとも良縁のお願いができます。

神社でお願いをする時のコツが2つあります。

まず1つ、お願い事が叶っても叶わなくても「お礼の参拝」をすることです。

願いが叶ったら「ご縁を大切に育んでいきます。ありがとうございます」と感謝しましょう。

まだ叶っていなくとも、人にはそれぞれの気づきと学びのタイミングがあります。縁はそもそも見えませんから、気づいていない可能性やまだ芽が出ていない可能性もあります。

「すべての縁を大切に、人格向上していきます。ありがとうございます」と、毎日を誠実に暮らせるよう振り返りましょう。

もし、とても遠方でそうそう行けない神社の場合は、具体的なお願い事はせずに日々の感謝を伝えることをおすすめしています。

それでも、せっかく縁結びで有名な神社に来たのだから、やっぱりお願いしたい!と思うのも人情ですよね。

そういうときは、自宅から行ける範囲の神社からお礼をしましょう。大国主大神をお祀りしている神社、お住まいの都道府県で有名な神社、子どものころから縁のある神社などが良いでしょう。

2つ目のコツですが、お願いは「気持ちをこめる」です。

こめるのは念ではなく「気持ち」です。間違わないでくださいね。

ただ単に「結婚したいです」ではいけません。

初めて会う人が、挨拶もなく突然に「私は結婚したいので、良い人と会わせてください」とお願いしてきたら、どうでしょうか。

まずは、きちんと名を名乗りましょう。

名前と年齢、住所を心の中で伝え、「あたたかい家庭を築きたく思っています。お互いを支え合い、労わり合いながら生きていける結婚相手と出会えるよう努力しております。良縁に恵まれますよう、どうぞよろしくお願いします」と、気持ちをこめてお願いしましょう。

また、出雲大社の参拝作法は「二拝四拍手一拝」です。通常は「二拝二拍手一拝」が参拝の作法なのですが、出雲大社では違いますので覚えておきましょう。

参拝の前には手水舎(ちょうずや)で穢れを落とすことも忘れないでください。

すべての縁を結び、広げてくれる出雲大社のご神徳。風光明媚なロケーション、歴史と神話を感じられるスケールの大きさ、温泉あり、グルメありと、魅力たっぷりです。観光もでき、自分の願いを根本から見つめなおす大切な時間になるでしょう。